小学生 デッサン
がんばりました。
パンダのぬいぐるみのデッサン
観て描くことが好きな生徒さんです。
「観て描く」というのは、絵画の世界では、当たり前のことのようですが、実際やってみると、集中力と根気が必要です。特に、模写ではなく、目の前にした実物を描くことで観察力が研ぎ澄まされます。
（模写は、２Dを２Dにそのまま置き変えるのに対し、実物を絵にすることは、立体や空間を２Dに収めるというある意味、矛盾したことをしています。但し、観て描き比べるという見方の鍛錬で物に対する理解力（構造把握、空間把握、明暗差の把握など）が増します。視界に入った世界を観察と描くことでより、一見して気づかなかったことをより具体的に再認識するのです。）
根気というのは、追求するということでもあります。観る→描くの反復で、自分の見ている世界、対象物が本来、どのような物なのか？気づき、再認識しながら、追求していく体験となります。そして、とことんこだわり、絵画を通して対象を理解するためには、観る→描く→言語化文章化するということも大切です。気づきと再認識から自ら学ぶことによって初めて、技術を手に入れることができます。
その点では、美術の世界が独特とか、特別ではなく、他のジャンルと同じです。