こちらは、一般絵画クラスの生徒さんです。教室から見える何気ない風景を
描いています。初めての試みですが、とても素直によく描けていると思いました。このデッサンを元に油絵制作を現在進行中です。
パースについて少しだけ気になるところがありましたので指導させていただきました。
巨大な建物や広大な風景を一枚の画用紙におさめるには、理論的にパースを理解して必要があります。感覚に頼りすぎると、ふとしたところで勘違いして描いていることがあるからです。
要点を言うと、風景、建物などを描く際は、特に目線の高さがどの辺りなのかを意識しておくことが大切です。
各モチーフの消失点は全て目線の高さのライン上にあるからです。例えば、建物の窓がいくつかありますが、各々が目線の高さより上にあるのか、下にあるのか? これが分かるだけでパースの狂いが解決できます。
画像での、ブルーの線が凡その目線の高さです。